Z会と進研ゼミ高校生の内容を比較!
高校コースの内容を比較
「志望校」用勉強の進研ゼミと「難関大」用勉強のZ会
学校と両立できる進研ゼミ
進研ゼミの高校講座の方針は「志望校合格から逆算した勉強法」です。
自分の志望校合格に「何が足りないか」を計算し、予備校や塾をあわせても全国No.1という会員数の過去のデータやノウハウから必要な「問題」をこなしていきます。特に現役生をターゲットにしており、学校や部活と両立した勉強が期待できます。
最近ではAIやスマホを活かして、どこでも苦手問題を克服できるオンラインでの取り組みが好評です。
ただしMARCH,関関同立以上の難関大への「合格率」ではZ会の方が上回っており、問題の難易度を見ても進研ゼミはやや易しめではあります。
基礎が出来ていない子などにはオススメできる教材です。
実践攻略型!詳しい解説のZ会
Z会高校コースは徹底的に「実践攻略」を行なっていくという方針です。
東大京大、早慶や有名私立大学を狙う人にはうってつけのコースだと思います。
実践攻略と言ってもひたすら問題をやるようなスパルタ的なイメージではなく、
基礎⇒応用というスタンダードなサイクルをわかりやすく解説してくれるので、教材としては非常に優秀です。
私の周りでも難関大を狙う人の半数くらいは予備校と併用して問題集を解いていましたね。
現在の予備校生でもZ会で補習している人は多いようです。
高校の定期テスト対策ではどちらが有利?
定期テストに注力!なら進研ゼミ
進研ゼミの定期テスト対策に関してはZ会より優秀だと思います。
というのも、進研ゼミは受講者数が多く高校内の定期テストデータが多く蓄積されているため
テストの問題傾向などのノウハウを貰える機会が多いためです。
教科書や授業の進度によってテキストをもらえるので、これは非常に役に立ちます。
大学を学内推薦で取りたい人などは進研ゼミをおすすめします。
入試を見据えた定期テスト対策!ならZ会
Z会は学内定期テスト用のテキストや情報というのは少ないです。
その代わりに1、2年での基礎勉強がテストにそのまま役に立つため普通に勉強していれば
学内のテストでは相当いい点数が取れると思います。
さらにそこでの勉強はそのまま大学入試にも活かせるので質のいい勉強になるでしょう。
「入試を見据えた定期テスト対策」という形になります。
進研ゼミVS Z会 大学入試対策での比較
MARCH、関関同立までなら進研ゼミもGOOD!
「大学入試対策ではZ会が有利」という声を聞きます。事実教材のレベルの高さではZ会の方が秀でていると感じる部分はあります。
ただ、進研ゼミは近年方針転換で相当質の高い演習問題集を作っているので、合格者数も伸びてきています。
ただしそれはMARCH、関関同立レベルまでという感じでしょうか。
東大京大や有名国立、早慶というレベルではまだZ会をおすすめします。
進研ゼミの問題集も非常によく出来た良問が多いですが、
難関大学用の問題の解説でZ会の方が優れている点が多いと感じるからです。
難関大学対策なら迷わずZ会
難関大学ならZ会と書きましたが、やはりZ会の問題集はレベルが高いです。
私の予備校でも併用してZ会を受講している生徒が多く、特に「Z study解答解説編」と呼ばれる参考書の解説は通常の参考書と比較できないほど詳しいです。通信教育ゆえに問題の解説が丁寧で、細かすぎるくらいに解説してくれます。
参考書に対して、下手な予備校講師よりは先生らしいなぁといつも思います。
特に問題のレベルの高い難関大を狙う人や、予備校がわかりづらいと感じる人にはお勧めです。